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小々森の家

数寄屋住宅の大きな特徴は、「小欲知足」「清楚閑寂」「もてなしの心」、そして、装飾などを削ぎ落とした「シンプルで極限まで厳しく繊細に絞り込まれた、素材・寸法・技・デザイン」。そして、それらが生み出す「幽玄の美」だといわれています。

西欧建築の特徴は、建物に装飾を施し、豪華で綺麗で芸術性に優れた「造形の美」であり「足し算の美学」です。そして、そうした造形や色彩・装飾に対する感性や技術は芸術的ともいえ、長い歴史、遺伝子の中で育まれてきたもので、日本人は遠く及びません。
しかし、日本にも歴史・伝統・風土・精神から生まれた、西欧人では絶対にまねできない「美学」「文化」があります。装飾などを極限まで削ぎ落とし、繊細で研ぎ澄まされた中に、思わず震えるような「安らぎの美」があり「引き算の美学」があります。もし、西欧の美を「目で見て感じる造形の美」とするなら、日本の美は「心で見て感じる精神の美」といえるかもしれません。

  • 所在地 : 佐賀県佐賀市
  • 用途 : 専用住宅
  • 家族構成 : 3人
  • 設計 : 野中建築設計事務所
  • 施工 : 野中建築設計事務所
  • 種別 : 新築
  • 竣工 : 平成17年
  • 延床面積 : 170.54
  • 構造 : 木造2階建